プロフィール
石川由香 Yuka Ishikawa 函館在住
岡山県倉敷本染手織研究所で染織を学ぶ。
卒業後、地元函館のギャラリーやレストランで作品展を開催。
「日々の暮らしに温もりを添える布を届けたい」
その思いを込めて、一本一本の糸と向き合っている。
2010年 ギャラリー村岡 個展
2014年 日本のKOUGEIとバーナーワーク展
2015年 カフェレストラン フルーリール個展
2019年 じもじょきマルシェ出店
2020年 札幌 ぴあのぴあのカフェ&スタジオ 二人展
2023年 ギャラリー村岡 個展
2024年 街角NEW CULTURE 蚤の市出店
手織りの布ができるまで
1. デザイン作成
はじめに、作品のデザインやサイズを決めます。
「組織図」と呼ばれる織りの設計図をもとに、必要な糸の本数を計算します。
2. 糸の準備
糸車を使って、糸を管に巻いていきます。
必要に応じて、糸を染めたり、汚れを取り除く作業も行います。
3. 整経(せいけい)
たて糸の長さをそろえる作業を「整経」といいます。準備した管を管立てにセットし、専用の台を使って必要な本数になるまで巻き取ります。たて糸の本数は、500本から800本以上になります。
4. 粗筬通し(あらおさどおし)
そろえた糸を、「筬(おさ)」という櫛のような道具に通し、幅を均一に整えます。
5. 巻取り
織り機に糸をかけたときに、糸の張りが均一になるように巻き取ります。
6. 綜こう通し(そうこうどおし)
織り機でたて糸を一本ずつ上下に動かす仕掛けの部分を「綜こう」といいます。
巻き取ったたて糸を織り機にセットし、綜こうに一本ずつ糸を通していきます。
7. 筬通し(おさどおし)
綜こうに通した糸を、筬(おさ)に通していきます。
8. 織りのスタート
試し織りをして、柄を確認した後、本格的に織り始めます。
9. 仕上げ
織り終わった布を織り機から外し、ストールの場合は房の部分を結んで完成です。